働き方の多様化と需要のミスマッチ
国の財政が危ういなかで生活保護費の支出が増えています。
身体が悪くて働けないのか、働ける状況にないのかはわかりませんが、仕事をしないで国からの補助金で生活をしている人が多くなっているのは確かなようです。
しかし、アルバイトの募集状況を見ると、アルバイトの募集をしても全然人が集まらないという話を良く聞きます。また、アルバイトの賃金がどんどん上昇しているところから見ても、人手が足りないんだなと思います。
こうした状況を考えると「なぜ、生活保護の人が増えているんだろう?」と不思議になります。
・働きたいけど、自分ができる仕事がないのか?
・働きたいけど、自分がやりたい仕事がないのか?
・働きたいけど、雇用されないのか?
・働かないで生活保護でいいと考えているのか?
どうでしょうか?
アルバイトの求人情報を見ると雇用条件はそれほど厳しいところがないような気がします。
もちろん、高齢化社会ですから高齢者の方が働けなくなって年金を受給するまで生活保護を受ける人もいるのは理解できますが、それにしても生活保護者の数が多いのが気になります。
弱者救済の制度として、生活保護は良いとは思いますが、生活保護という制度があることによって「働かなくてもいいや」と思ってしまう人がいるのが問題なんでしょうね。
制度を悪用する人ももちろんいると思いますが、制度があるから利用すればいいやという安易な考えは良くないと思います。本人も生活保護されているという事実の元で生活をしていかなければいけませんし、楽かもしれませんが、頑張って働いて、自分で稼いだお金で自由に生きる楽しみを味わうことはできません。
だから、生活保護の対象をもっと少なくしなければいけないんだと思います。生活保護があるから働かなくていいやという人をしっかり働かせ、自立させてあげる仕組みの方がよりその人のためになると思うのです。
まぁ、それが難しいから生活保護というお金(税金)で解決するという安易な方法を採用しているのかもしれませんが。
働き方が多様化しているのに、働かない人が増えているのは、逃げ場があるからですよね。