airbnbがなぜ?流行しているのか。
airbnb以外にもインターネットを使用したレンタルサービスやマッチングサービスは大変盛り上がています。
インターネットがない時代は、仲介業者が間に入ることによりサービスを受けることができましたが、現在ではインターネットを媒介して低料金でレンタルサービスやマッチングサービスを利用することができるようになりました。
空室が増えたことによる「空室活用」
日本は戦後の住宅難の時代から賃貸物件は存在しました。
住宅難ですから、貸手が一方的に強い時代が長く、敷金2か月、礼金2か月、退去時の原状回復費用は退去者負担が当たり前の時代が長く続いてきました。
しかし、近年は少子高齢化の影響や過剰建築の影響で賃貸物件の空室が急激に増えてきております。
そのため、物件を所有している家主様は「空室対策」として
・家賃を下げ続ける
・敷金・礼金を無くす
・リフォーム、リニューアルにお金をかける
・不動産会社へ仲介手数料(広告料)をたくさん支払う
ことをしてきました。
しかし、これでは賃貸経営をしていても儲かりません。
そのため、「空室対策」をやめて
「空室活用」をする方向へ時代が流れております。
賃貸物件を所有して、空室対策をしても、ちっとも儲からないので当たり前の流れですね。
そして、お客様の方も敷金・礼金が無くなったため、引っ越しが容易になり、2年契約に縛られずに、気軽に引っ越しができるようになりました。
また、少子高齢化対策などの日本政府の方針で来日外国人が増え(インバウンド)、ホテルだけではお部屋が足らなくなっているという追い風もあります。
そのため、来年以降は東京オリンピックまでものすごい勢いで「空室活用」ビジネスが広がっていくと思います。
リサイクルや100円ショップによる安価なセットアップ
一昔前は、お部屋を宿泊に貸し出そうとすれば、家具、家電、雑貨を揃えるのにものすごいお金がかかりました。
しかし、現在では不用になったものを譲ったり、安く売ったりするネットサービス「ジモティなど」やリサイクルショップ「トレジャーファクトリーなど」がありますので、非常に安価で家具・家電を揃えることができます。
また、100円ショップには生活するうえで欠かせない、調理器具や清掃用品、文房具などの雑貨が100円で手に入りますので、宿泊するお客様が快適に過ごせるお部屋を作るのが楽になりました。
空室が増えて、備品の購入費用が安価であれば、すぐに「空室活用」ビジネスを行うことができます。
ネットリテラシーの向上
インターネットだけの話ではありませんが、世の中は「善意」の積み重ねで成り立っています。
しかし、少しでもリスクを減らす工夫が必要です。
インターネットの世界では信用を証明するために、本人を認証するスキームや評価する仕組みがあります。
本人を認証するのは、
・身分証明書をアップロードする
・googleやfacebookのアカウントと連結させる
・スマートフォンと連結させる
ことなどで本人であるか確認がとれます。
また、その人を評価する仕組みは「口コミ」や「レビュー」で良い評価が多いほど、信頼できるような仕組みになっています。
そのため、店舗でお客様が来店されて実際にお会いして応対するよりも、ネットで過去の信頼の積み重ねを見てから応対する方が安全性が高くなります。
実際にお会いしたとしても笑顔で挨拶をされたら、その人が過去に悪いことをしていた場合でも気づくのは難しいでしょう。
でも、ネットであれば、過去のその人の評価から信頼できるかどうか、判断ができます。
ネットリテラシーの向上は、インターネットによるマッチングビジネスやレンタルサービスを加速させている原動力なのです。
airbnbが圧倒的に流行る理由
ただ、短期宿泊のマッチングサービスはたくさんありますが、なぜ、airbnbだけが圧倒的に盛り上がっているのでしょうか?
もちろん、先行者利益みたいな宿泊マッチングサイトといえば、airbnbだよねという部分もあります。
しかし、airbnbのシステムはものすごく細部まで作り込まれていて「使いやすくて、信頼がおける」のも事実です。
また、airbnbも利用するユーザーを増やすために、利用ユーザーを紹介すれば、そのお礼を出すなど地道な努力を継続しています。
airbnbのシステムの良いところは
・シンプルで分かりやすいユーザーインターフェイス(画面)
・お問合せメールに対する返信がされているか?何時間でされているのか表記される
・金銭トラブルが発生しない仕組み
・すぐに入金される(収入が発生する)
・ホストとゲストがaibnbの中でチャット形式で会話ができる
・万が一の時の保証が充実している
・圧倒的な集客力
などです。
細部まで考えつくされているから提供できるサービスなのです。
aibnbを模倣したサービスはたくさんありますが、当分オリジナルには勝てそうもありません。
新しい市場にはたくさんの障害があります
短期宿泊の市場はこれから育っていく段階にあります。
そのため、新しいことには様々な拒否反応などがでてきます。
1)既得利権者との闘い
そうです。
新しい市場には必ず既得利権者との争いが待っています。airbnbが普及すると旅行者などはインターネットで自分で航空券など手配をして、宿もaibnbなどを直接手配してしまいます。
そうすると、ホテルや旅館はお客様を取られてしまいますし、旅行業者もホテルや旅館にお客様を送迎して手数料を稼ぐビジネスモデルが成り立たなくなります。
そのため、激しい反対があるのは仕方ありません。
2)心から外国人を受け入れられるか?
日本は島国です。
江戸時代は鎖国していました。
単一民族のため、外国人との接触が少ない民族です。
近年、来日外国人が増えてきましたが、ニュースでは問題を起こした外国人ばかりを取り上げます。
最近では、住宅街に外国人がいたとか、犬よりも外国人が多いと言ってしまうくらい、外国人アレルギーが強いのが日本国民です。
心から外国人を受け入れられるか?
このテーマをものすごく重いですが、さけては通れません。
そんなときはディスニーランドへいってイッツスモールワールドのアトラクションに乗ってください。
世界中 どこだって
笑いあり 涙ありみんな それぞれ 助け合う
小さな世界
世界はせまい 世界は同じ
世界はまるい ただひとつ
世界中 だれだって
ほほえめば なかよしさ
みんな 輪になり 手をつなごう
小さな世界
世界はせまい 世界は同じ
世界はまるい ただひとつ