・「公務員の給料を下げると公務員の質は低下する」というお話。
公務員の方が言い出したのですかね?
日本は共産主義の国ではないので、仕事を頑張って成果を上げた人はたくさん給料が貰えて仕事をあんまり頑張らずに成果が少ない人は給料が少ないのは当然です。
公務員全体の給料を下げても、信賞必罰を徹底すれば何も問題ありません。逆に現在の国民の実質賃金よりも大幅に高くなりすぎた給料を抑えても、成果主義が徹底されれば公務員の質があがり、社会全体の公共インフラの質が上がるはずです。
仕事を頑張っても成果が出ない人はどうすればいいって?
民間では当たり前ですが、成果がでないなら、プロセスを見直して、やり方を変えましょう。
何度も、何度も、トライアンドエラーを繰り返して、成果が出るようにしていくのは民間企業では当たり前のことですからね。
日本の場合、公務員の雇用は失業者対策の面が強すぎて、とにかくたくさんの人数を雇用して公務員にしておけば失業率が下がるという考えが多いような気がします。
公務員の職場、区役所や市役所、出張所などを見てみても、とても効率的に仕事をしようとか、成果がでる取り組みをしようとかしている雰囲気はありません。
お金を稼がないでも給料が貰える仕事も、もちろん大切ですが、仕事の質や成果は常に意識して、見える化をしておくことが大切です。
誰がどの仕事をどれだけやって、どれだけの成果が出たなどです。成果は売上や利益だけではありません。窓口にならんでいる人の待ち時間が短縮されたとか、苦情・トラブルが減ったとか、経費を削減できたとか、いくらでも基準になるものがあります。
最近、民間の会社ではパラレルキャリアが注目されています。
パラレルキャリアは、本業が1つではなく、2つ、3つと複数ある働き方のことです。
例えば、IT企業でシステムエンジニアとして働いている人が、それ以外にもペットショップを運営していたりすることです。今までの日本企業は副業禁止が当たり前でしたが、これからは仕事をしっかりやり成果を出していて迷惑をかけないなら複数の仕事をしても良いという流れです。
パラレルキャリアはインターネットの普及が大きく関係しています。
インターネットを利用してお金を稼ぐことができるようになり、日中は本業で会社員などをしていて、夜間や休日はインターネットを使った仕事をする人が急増しました。
その流れから、働き方に変化が起こり始めました。
昔は、男が働き、女が専業主婦であることが当たり前の時代があったように、仕事も1つだけに縛られる時代が終わり、複数の仕事を並行して行うパラレルキャリアの時代になります。
その結果、1つの仕事の給料が少なくても、2つ行えば生活していくのに十分な給料が得られるようになったり、違う仕事をやることで、知識や経験が加速的に増え、仕事のプロセス、成果が向上していくと思われます。