インターネットで物を購入するのが普通になった現在、
他人のカードなどで買い物をして、マンションなどの空き家で受け取る犯罪が横行しているそうです。
全国のマンションなどの空き部屋に、窃盗グループがインターネット通販で不正購入した商品を届けさせる手口が横行していることが分かった。
グループは、他人名義のクレジットカードで不正購入したことを隠すために空き部屋を利用していた。ネット通販大手の楽天が昨年、不正に気付いて発送を止めたケースだけで約8万件、総額約60億円に上る。業界全体で被害を防ぐことができたのは一部とみられ、警察当局は警戒を強めている。
楽天によると、複数の名義で「ロボット掃除機10個」「電気シェーバー220個」などと大量の商品を購入し、同じ場所に届けさせようとする不審な注文は、2011年頃から急増。同社が気付いて発送を止めた商品は今年1~9月だけで約7万件、総額約58億円に上り、昨年1年間の約60億円を超えるペースだという。
不動産業の私は注意しなければいけない事案です。
当社も空室の鍵の管理は現地キーボックスにしておりますが、いまでも鍵を開けっぱなしのオープンにしている業者さんやガスメーターや水道メーターに入れている業者さんを見かけます。
空室であっても鍵の施錠をしっかりして犯罪に使われないようにするのも、これからの不動産会社に求められることですね。
なお、現地キーボックスの暗証番号は、ご案内の連絡を頂いた仲介業者さんにはお伝えしていますが、その際には必ず名刺をFAXしてもらっています。
先方にしては手間だと思いますが、万が一、鍵を紛失したり、室内に傷などを付けられたりした場合に責任の所在をはっきりさせるために必要だからです。
最近は、仲介業者さんであっても携帯電話から電話をかけてくる方も多くなりましたので、きちんとした信用できる会社の社員さんであることが暗証番号を教えても良い判断基準となっております。
ただ、インターネット上の犯罪は、インターネット上で抑止、捜査、取締して頂くと助かるんですが・・・