旭化成のデータ偽装に思うこと。日本の文化は責任逃れ?
旭化成・・・
ヘーベルハウス・・・
鬼怒川の堤防が決壊したときに
洪水の中、奇跡的に残った一軒の白い家
それば旭化成のヘーベルハウスでした。
その当時は旭化成の株価もあがり、社内は盛り上がっていたでしょうね。
それは、先月、9月の話です。
そして10月は一転して天国から地獄へ
旭化成建材による杭打ちデータ偽装問題で、株価は下落、社内は意気消沈
取引先に営業に行くのも嫌な気分でしょうね。
かわいそうです。
でも、このニュースを見ていると
なんだかんだといって、契約社員の現場管理者だけが悪いような流れにもっていこうとしているのが見え見えなのが残念です。
たしかに、その担当者とそのグループがデータ偽装したのかもしれませんが、それを監督・管理する役目の方がいっぱいいたはずです。
そちらの責任の方が本来重いような気がします。
今回もシラをきっている役所関係などです。
税金をもらって、監督するのが仕事のはずなのに
まるで自分たちは何も悪くない
旭化成が悪い
そして現場の社員が悪い
で済まそうとしている
なんのために役所の役人に税金を支払って、監督する仕事をやってもらっていたのだろう?
というか、本当に監督業務と言えるものをやってたの?
調べてないでしょう?
また、民間においても三井グループは全然メディアに出てこないですね。
報道規制でもかかっているのでしょうか?
たくさんCMを流している大口の広告主ですからテレビなどメディアが三井グループを扱いづらいのはわかりますが、旭化成の担当者だけを悪にしても何にも解決しないことを考えた方が良いと思います。
計画する人がいて、施工する人がいて、施工を確認する人がいます。
この施工を確認する人は完成したものを確認するだけでなく、施工途中も確認しているはずです。
でも、ただ、施工途中の写真を撮って、レポートを書いているだけで、本当に正しく施工されているか、データがあっているか確認していなかったことが今回の旭化成のデータ偽装事件でよくわかりました。
だから、施工して、その施工を管理する仕組みをもう一度、ゼロベースで見直して、今後このようなことが絶対におこらないようにしなければいけないと思います。