キュレーションメディアとは?
インターネット上の情報を集めて、まとめて、 再編集して、新しいコンテンツを生み出すものです。
以前の記事(音楽定額配信サービスAWAに見るリコメンド機能の重要性)でも書きましたが、物や情報が溢れる時代は新しい物や情報を生み出さなくても、既存の物や情報を集めて、加工したものを新しいコンテンツとして生かすことができます。
ネット上に情報が溢れかえった現在だからこそ、キュレーションメディアは必要とされ、増えてきているのだと思います。
キュレーションメディアの誕生
キュレーションメディアの収益構造はブログの運営で得られるものと大差はありません。主に広告(アドセンス等)、アフィリエイト、スポンサー紹介料などになりますが、キュレーションメディアはブログよりも情報量が圧倒的に多く、ブログよりも多くの人を引きつけますので、ブログがプロブロガーと呼ばれる個人が運営して収益を目指すものとしたら、キュレーションメディアは組織的に運営してより大きな収益を目指すものだと言えます。2005年~2008年くらいにブロガーの人たちが、自分たちで「何とかな記事まとめ」みたいなものを出し始めて、盛り上がったところに、時を同じくして2chまとめが出てたりしたところからでした。そこで「まとめるとバズる」という感覚があったところに決定打を出したのが、2009年に出たNAVERまとめだったりしたわけです。そして、そのあとには、スマホ時代のキュレーションサイトというものが流行り始めて、その最先端にMERY、iemoが来て同時にDeNAに買収されたりして、盛り上がりまくったという流れです。
しかも、新しいものを生み出すわけではないので、情報を集めるのが得意な人、再編集してより見やすく提供することが得意な人など、クリエイターではなくて、プロデューサータイプの人でも作り上げることができるのがキュレーションメディアです。
ユーザーからしても、自分で情報を探す必要がないので大変便利に使うことができるため、キュレーションメディアはまだまだ成長していきそうです。
代表的なキュレーションメディア
●マカロニ(グルメニュース)
●サクサク(サッカーニュース)
●イエモ(ライフスタイル)
●MERY(女の子の毎日)