移住したいなと時々思います。
自宅は東京でものんびりとした多摩地区にあるため、ゆったりと過ごさせて頂いておりますが、職場や打ち合わせは東京都内の為、新宿や渋谷、三軒茶屋、下北沢によく行くことになります。
しかも、起業してからは頭の中は心配事だらけで、お金のこと、仕事のこと、将来のことばかり考え続ける毎日です。
携帯電話もネット用のiPhoneを1台と発信通話用の二つ折り携帯YahooMobileを1台、受信通話用の楽天電話の3台をいつも持ち歩いて仕事をしています。携帯がなっていなくても空耳でいつも鳴っている気がするので気が休まるときはありません。
自分で選んだ道とはいえ、厳しく険しい道を歩んでいます。ふと空を見上げると移住したいなと思います。週末移住でもいいので沖縄とか自然が多く緑と海に囲まれた場所でのんびりお酒を飲み、好きな音楽を聴いて、本でも読みながら過ごすのが夢です。
サラリーマンの頃はお金も仕事も将来のことも一切考えたことはありませんでした。起業すると成長すると言われますが、人生の厳しい荒波に打たれて成長していける気がします。
人生とは何か?生きることの意味は?なぜ働くのか?
たまに読み返す文章をどうぞ。
メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。その魚はなんとも生きがいい。それを見たアメリカ人旅行者は、
「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」
と尋ねた。 すると漁師は
「そんなに長い時間じゃないよ」
と答えた。旅行者が
「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」
と言うと、漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。
「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」
と旅行者が聞くと、漁師は、
「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」
すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。
それであまった魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。
自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、
ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」
漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」
と旅行者はにんまりと笑い、
「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、
日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。
どうだい。すばらしいだろう」